労働組合におけるソーシャルメディアの役割。具体的な活用事例も紹介

労働組合はソーシャルメディアを情報発信や広報活動のツールとして活用できます。また、社内SNSの仕組みを構築すれば、組合員の意見交換や情報共有にも役立てられるでしょう。労働組合とソーシャルメディアの関わり方について解説します。

目次

労働組合におけるソーシャルメディアの役割

ソーシャルメディアとは、インターネットを利用して不特定多数の人々が情報を発信・共有し、コミュニケーションを行うことができる双方向のメディアの総称です。労働組合におけるソーシャルメディアの役割を見ていきましょう。

ソーシャルメディアのメリット

ソーシャルメディアの特徴としては、主に次の3つが挙げられます。

  • 双方向性:情報の発信者と受信者が双方向でやり取りできる
  • 参加型:ユーザーが積極的に参加し、情報伝達の速度や影響力が大きい
  • 多様な形態:SNSや動画共有サイトなど、さまざまな形態がある

労働組合が一般的な方法でソーシャルメディアを活用する場合、マスメディアが発信したニュースに組合独自の視点を加えて発信できます。労働者の目線で解説することで、労働者からの注目を集めやすい情報になるでしょう。

また、埋もれているニュースを取り上げることも、労働組合におけるソーシャルメディアの効果的な活用方法です。組合側が自分たちで仕掛けていけば、マスメディアも取り上げるようになり、問題を顕在化できます。

労働組合のソーシャルメディア活用の意義

近年は労働組合の組織率が低下傾向にあり、多くの労働者が労働組合のことを知らない、または関心がないことが主な原因です。組合が積極的にソーシャルメディアを活用し、組合活動について情報を発信していけば、組合の認知度アップに貢献します。

また、ソーシャルメディアの双方向性を生かし、さまざまな労働問題に対応していく方法も効果的です。労働者を対象とした相談窓口として機能します。

悩みを抱えている労働者がいても、どこに相談すればよいのか分からない人も多いでしょう。そのような人をターゲットにし、組合の認知度を高めつつ相談の受け入れ体制を整備すれば、労働者側も気軽に労働組合に相談できます。

労働組合のソーシャルメディア活用の現状

現在は多くの人が日常的にソーシャルメディアに触れているのにもかかわらず、労働組合ではソーシャルメディアの活用が進んでいないのが実情です。

その理由の一つに、ソーシャルメディア活用の体制が構築されていないことが挙げられるでしょう。ソーシャルメディアに不慣れな年配者が多い組織になると、広報担当者にメディア運営を丸投げし、担当者の負担が重くなってなかなか体制構築が進みません。

また、若年層の組合離れの傾向も、ソーシャルメディア活用が進まない理由だといえます。ソーシャルメディアに詳しい若年層を積極的に取り込み、組織全体でソーシャルメディア活用の意義・目的を共有した上で、担当者をサポートしていくことが大切です。

TUNAG for UNIONで組合をデジタル化しよう

ソーシャルメディア活用の重要性を考えるなら、併せて組合のデジタル化も前向きに検討してみましょう。組合活動に特化したプラットフォーム「TUNAG for UNION」の特徴を紹介します。

組合の活動を見える化できる

TUNAG for UNIONを導入すれば、組合の情報や取り組みを集約できるため、組合活動や必要な情報に組合員がいつでもアクセスできる環境が整います。「発信はしているが、見られない、伝わらない」といった組合側の悩みを解決できるでしょう。

最新の情報を時系列で見えるようになる上、通知の出し方もさまざまな設定が可能です。重要度により届け方を変えれば、情報に濃淡をつけながら発信できます。

また、TUNAG for UNIONを導入している他の労働組合と交流できることも大きな特徴です。普段は接点がない他の組合の取り組みを学べるほか、同じ悩みを持つ組合との意見交換もできます。

組合員の利便性が向上する

TUNAG for UNIONは社内SNSとして活用することも可能です。コンテンツによっては、システムを通して組合員からいつどこからでも発信でき、組合員の利便性が向上します。

組合員専用の相談窓口として活用するのも効果的です。スマホやパソコンから気軽に相談できるため、組織内のコミュニケーションが活性化します。相談内容によっては匿名を選択でき、安心して利用してもらえるでしょう。

組合事務の効率化を図ることができる

組合活動を進める中で、組合員からアンケートを集めたいケースがあるでしょう。TUNAG for UNIONを使えば、簡単にアンケートを実施できます。担当者はシステムに集められたアンケートをまとめるだけでよく、組合事務の大幅な効率化につながります。

また、業務のデジタル化により、これまで紙媒体で行っていたさまざまな業務に手間がかからなくなるでしょう。人手不足で悩んでいる組合こそ、TUNAG for UNIONで業務効率化を図るのがおすすめです。

労働組合向けアプリ – TUNAG for UNION|情報共有、申請手続きをペーパーレス化

ソーシャルメディアの活用で組合活動を活性化

ソーシャルメディアは組合の情報発信に活用できる強力なツールです。労働問題のニュースに独自の視点を加えて発信すれば、組合の認知度アップにつながります。

ソーシャルメディアの活用を検討するなら、組合のデジタル化も併せて進めましょう。組合活動に特化したTUNAG for UNIONを導入すれば、組合が抱える多くの問題を解決できます。

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この記事を書いた人

労働組合にて専従(中央執行書記長)を経て、現職。

<セミナー登壇歴>
◼︎日本経済新聞社
『労組をアップデートせよ 会社と並走し、 組合員に支持される労働組合の作り方』
『労働組合の未来戦略 労組の価値向上につながる 教育施策の打ち方』

<メディア掲載>
◼︎日本経済新聞社
『​​​​団体契約を活用して労組主導で社員の成長を支援 デジタルを駆使して新しい組合像を発信する』

◼︎NIKKEI Financial
『「知らない社員」減らす 労組のSNS術』

◼︎朝日新聞社
『歴史的賃上げ裏腹 悩む労組 アプリ活用』

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